【あなたはストーリーテラーになれるか】教養バカ 竹内薫著

読書

あなたの周りで知識は豊富だが、なぜか面白くなく、説得力がない人はいませんか?

わたしの周りにも

知識はあるんだろうけど、この人の説明はなんかわかりにくいな、、、

と思う方が結構いるように感じます。

本書では、このような人を知識だけが豊富でわかりやすく説明ができない人『教養バカ』と定義しています。

一方で教養のある方はどのような人なのかについても詳しく説明してくれています。

テレビでご活躍されている池上彰さんは知識が豊富なだけではなく、とてもわかりやすい説明がされているため人気がありますよね。

本書は、教養人と教養バカを分ける違いと教養人になるにはどうすれば良いかを説明してくれています

これからの個の時代を生き抜くためには分かりやすく相手に説明できる教養人にならなくてはなりません。
私が本書を読み、気づきを得た箇所をご紹介します。

教養人と教養バカをわける違い

ストーリーテラーになれるか?

教養人と教養バカの違いは相手の頭の中に「絵」を描くことができるかどうかです。

あたなが人の話を聞いたり、本やウェブサイトを読んでいて「わかった!」と思うのは、どのようなときでしょうか?

人は、頭の中に『絵』が描けたときにわかったと感じるのです。

つまり、「わかりやすい人」とは、相手の脳内にすばやく絵をかかせてくれる人、逆になかなかうまく絵を描かせてくれない人が、「わかりにくい人」ということになります。

人は自分の知っていることや経験してきたことの「記憶」と外部からの情報を結びつけることでわかったと感じるのです

教養バカは自分の知識を断片的に羅列するだけの人です。知識を得ることだけで満足し、なぜそうなるのかが語れません。また、相手にかまわず、自分本位で語るためわかりにくいのです。
物事をたくさん知っているのは、いいことです。ですが、ただ覚えているだけでは教養バカなってしまいます。

教養人は相手が興味を持てるように相手の頭の中に「絵」をストーリーとして描くことができます。

教養人になるためには

では、教養人になるためにはどうすればよいのでしょうか?

そのためのトレーニング方法はたった一つ。

それは常に相手にわかりやすく伝えることを考えることです。

相手にわかりやすく説明するための方法をいくつかご紹介します。

他者意識を持つ

自分の伝えたいことは、相手に確実に伝わるわけではありません。

常に「伝わらない」を前提に「どうしたら伝わるのか?」と考える必要があります

伝える相手にとってわかりやすい言葉を使うことこそ、わかりやすさの基本ルールです。
同じことを伝えるにしても、大人や子供、知識のある人、ない人など個人個人で異なるため、伝え方がまるで変ってきます。

一文は短く

1文を短く分けたほうが、主語と述語が近くなるため、いいたいことが明確になります

また、文章が短いほうがテンポがよくなり、文との間に少し「間」があることで相手が頭の中で「絵」が描きやすくなります

結論から述べる

結論を最初に述べることで、話の方向性がわかります。話の方向性がわかると頭の中の切り替えもしやすくなります。

たとえば、バスケットホールの説明をする際に、シュートやドリブルといったことを伝えるよりも
「ゴールにボールを入れて、得点を競うゲーム」と伝えた方がバスケットボールの全体感は伝わります。

結論から話をして、その結論に至るまでのステップや方法を説明していくことで相手に伝わりやすくなります。

さいごに

いかがだったでしょうか?

これからの個の時代を生き抜くために、わかりやすく説明できる「教養人」になりましょう。

さらに詳しく読んでみたい方は是非本書を購入してみてください。

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