【普遍的な仕事のスキル知ってますか？】コンサル1年目が学ぶこと　大石　哲之著

仕事で使えるスキルを身に付けたいと思っていた時、ランキング上位にこの本がありました。

Kindleのサンプルから冒頭部分を読むと、この本で学べることが記載されてました。

当時このように思ったことを鮮明に覚えています。私自身もこの本の内容を実践してきたことで大手企業の管理職になるまでに成長できました。

今回は成長のために特に役に立った項目をピックアップしてご紹介します。

仮説思考

コンサルの代名詞といえる思考法ですが、これはどの業界、職種でも必須のスキルです。

現代はインターネットの普及もあり、調べようと思えばいくらでも調べることができます。
しかし、いくら調べたとしても答えがでるとは限りません。スピード感のある仕事をするには、今ある事実から仮説を立て、仮説を検証するために調べた方が効率が良いです。

また、起こった事象に対して常に「なぜ？」と自問することで思考が深くなります。
問題の本質を見極める力がつけば、本質的には同じ別の事例への応用などにも役立てることができます。

PREPの型で話す

上司からこのように言われたことありませんか？
私も昔よく上司に言われたことがあります。
スピードが求められるビジネスの世界では常に「結論ファースト」でなくてはいけません。
結論から話すことで短い時間で相手に伝えることができます。

結論から話す際に、「PREP」という方法があります。下記順番で話すことで要点をわかりやすく伝えることができます。

ビジネスでは、常に「PREP」を意識して説明することで相手に伝わりやすくなります。

できないときは、できる方法を探す

ビジネスのシーンで「これはできません」とだけ言われたことありませんか？
周りを見渡すと、問い合わせや質問に対してこのように答えてる人を良く見かけます。

やりとり事態はこれで終わりますが、結局相手が求めていたことの解決にはなっていません。
できないときはできないとはっきりと伝えることは必要ですが、他の代替案まで検討・提案してあげることが必要になります。

この人に相談すれば、違った視点からの情報を提供してもらえる

こう思ってもらえることで自社だけでなく、他社からも信頼されるビジネスマンに近づけます。

数字（ファクト）で語る

このように聞かれたらあなたはどのように答えますか？

どちらがわかりやすいですか？もちろん②ですよね。

自分の感覚や感想を答えることは簡単ですが、相手の感覚とずれている可能性もあります。
相手により正確に理解・納得してもらうためには数字（ファクト）ベースで話すことが大切です。

これは新入社員などの若手社員は必ず意識した方が良いです。
若手のうちは、若いからと信頼されにくいものですが、数字は動かしようのない事実です。数字を用いて説明ができれば、会話の内容に説得力が生まれます。

相手に理解してもらえるように話す

ビジネスの世界には、熟練のベテランから新入社員、契約・派遣・アルバイトといった幅広い層の方がいます。どんな相手でも説明できるように「そのテーマについてわからない人へ説明して理解できるか」まで掘り下げて説明できるようにする必要があります。

相手の理解度は人により大きく異なりますが、誰にでもわかるように説明できるようになればあとは差し引きして説明するだけでよいのでどんな場合でも対応できるようになります。

私自身は会議などで説明する際、初めて参加された方や一番理解できなさそうな人を想定して準備・説明を心がけています。

さいごに

いかがだってでしょうか？
社会人として必要なスキルが網羅的に説明されており、コンサルの方だけでなく、すべての社会人へおすすめできる良書です。
是非とも参考にしていただき、興味があれば購入してみてください。