【深く考えるとは何か?】0秒思考 赤羽雄二著

読書

インターネットが普及し、わからないことは検索すれば大抵わかるようになってきた。

一方で、何でも調べられる時代だからこそ自分で深く考える機会がなく、表面的な回答しかできない。
いざ問題や課題に直面するとどのように考え、行動すれば良いかわからない人が多くなったと思う。

試験の問題など答えが決まっているような問題であれば調べるだけでよいが、スピードが求められるビジネスや人間関係などの問題は個々で異なるため、自分で考えていくことが必要となる。

本書では『考えをまとめ、深めるためのスキル』を習得できます。
このスキルはビジネスだけでなく、人間関係や私生活、自分自身の生き方にも使うことができるます。

今回はこの本を読んで感じたことをご紹介します。

0秒思考の方法

0秒思考はとても簡単な方法で行うことができます。

  • A4用紙とペンを用意
  • 考えていることを問いにして、その問いに対する自分の考えを1分間で紙に書き出す

これで思考を深めることができます。当初、私がこれを初めてみた時は

これで本当に思考深くなるの?

と正直思いました。騙されたと思って続けていくと、以下の変化を感じられるようになりました。

  • 仕事だけでなく、人間関係でも深く考えられるようになった。
  • 思考が整理されたことで考えややりたいことが明確となり、すぐに行動に移せるようになった。
  • 一度整理したことは、同様の事象で参考にできるため判断も早くなる

考えを書き出すことで言語化できる

なんであの人があのプロジェクトに抜擢されたんだろう

なんかむかつく

なんか納得いかない

このようなことは誰でも思ったり考えると思います。

大抵の方はこの思ったことに対してなぜこのように思うのかまでは考えません。
なぜそう思うのか分からずもやもやしてしまいます。
なんでも思ったことを紙に書き出して言語化することで思考が深まります。

この言語化が1番大切です。

課題や疑問に対して「なぜ?」「どのように?」を繰り返し、その考えを言語化することで客観的に考えられるようになり、人に説明できるレベルで深く考えることができます。

考えたことをメモで書き出すことで自然とロジックツリー思考になる

ロジックツリーとは、問題の原因解明や、解決策立案のために、問題を論理的に関連した要素ごとにツリー上に分解していく方法です。

イメージ図

自分の考えや疑問を問いにして、掘り下げていくことで思考が深くなります。

ここで参考例を紹介します。
これは私が妻とけんかをしたときに書いたものです。笑

上記のように思考を整理しました。
これにより機嫌が悪そうなときは、なるべく話しかけない。話しかけられたらたくさん話すように心掛けています!笑
このことで少しケンカが減ったような気がします。

また、上記の整理から「自分の機嫌が悪くなるときはいつか?」「どんな時に話かけられたくないか?」などを合わせて考えることで、同じような状況での対応が自分の中で明確になりました。

1分で書けるようにする

このスピード感こそ1番大切かもしれません。
時間を決めないと、頭の中で整理してから書くようになってしまい結局まとまりません。

1分でまとめるのは難しいですが、1分で書き出せるように行い、足りない時は再度時間を追加して書いてみることをおすすめします。

iPadで0秒思考

本書ではA4サイズの紙とペンを推奨してますが、私自身はiPadとApple Pencilでアップル純正メモアプリを用いて0秒思考をしています。

以下の理由から個人的におすすめしております。

iPad &Apple Pencil
  • 画面が黒い状態でも Apple Pencilを画面につけるだけですぐにメモが始められます。
  • 用紙の大きさに縛られず、メモをとることができる
  • メモはカテゴリー毎にデータとしてすぐにまとめられる。
  • 保管場所に困ることがない 。書いたメモはiPhoneでも確認できる

最後に

いかがだったでしょうか?
0秒思考は人生自体に深みを持たせてくれるスキルです。
「今年こそは変わりたい」と思っている方は是非本書を手にとり、読んでください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました